ネット社会と子どもたち協議会とは

10余年前、画期的な情報通信手段として登場したインターネットは、その圧倒的な利便性から爆発的に普及しました。インターネットは、実社会の可能性を広げるすばらしい道具です。インターネットがない状態は今では考えられないでしょう。

しかし、適正な管理のないまま、自然発生的に成長したために、その負の側面もまた急激に肥大化しているのが現状です。当初は想像もできなかった犯罪や事故、トラブルが頻発しており、特に、社会経験が少なく、自分で責任を取れない子どもたち(主に小中高生)が、インターネットやケータイを利用して被害者にも加害者にもなるケースが急増しています。

私たちは、ゆたかなネット社会を発展させるためにも、その弊害を直視し、特に、無防備な子どもたちを危険から守り育てるために可能な限りの対応をする必要があると考え、この協議会を2004年9月に立ち上げました。
個人、各種団体((財団・社団・NPO等)、教育研究機関(小中高大等)、民間企業、行政など種々な分野の人々が知恵を持ち寄り、情報交換、具体的な提言、実践活動を行っています。協議会の歩みネット子情報ブログに記載した活動のほか、総務省・文部科学省および業界6団体が実施する「e-ネットキャラバン」(インターネットの安心・安全利用に向けた啓発のためのガイダンスのキャラバン)にも、会員の一部が協力しています。

現在の会員数は約50名。運営委員長は、特定非営利法人ひさし総合教育研究所所長の渡部陽子です。

2006年12月15日現在


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